まなの書評ブログ

本や映画のネタバレOKな方向け

札幌のこだわりの書店「かの書房」に行ってみた!

こんにちは、まなです。

本日は、札幌市豊平区にある「かの書房」に行ってきました。

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この書店は先月の3月19日にオープンしたばかりの書店で、小さめの店構えながらもこだわりの棚作りをされていて、とても充実した時間を過ごせました。

 

かの書房

住所:北海道札幌市豊平区美園3条8丁目2-1
電話:011-376-1856
FAX:011-376-1857
営業時間:10時~21時
定休日:不定

ブログ kano-syobo.hatenablog.com
Twitter @kanosyobo_1216

 

 

きっかけはインターネットのニュースで、若い女性がかの書房と言う新刊書店を立ち上げたと言う事を知り、自分でも足を運んでみました。

今は本屋さん冬の時代、書店はどこも経営が苦しいと言われています。

そんな中、書店を立ち上げたと言うことに私は感動しました。

 

 

お店に入ってみると、八坪のお店の中に、様々な本が取り揃えられていて驚きました。

児童書、文学、漫画、ライトノベルからなろう系小説まで取り揃えられていて、文学誌のコーナーなどもありました。

 

棚に並ぶ手作りのポップはかわいらしく、個人経営ならではと言えるようなピックアップでした。

 

中でも私が一番注目したのがこちら。

 

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文鳥文庫

 

このシリーズは全部で第三弾あるらしいのですが、こちらは第二弾と第三弾、どんなものかと言うと、この本実は箱型になっていて、開くと

 

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こんな可愛らしい薄い紙に包まれた、短編小説が出てきます。

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忙しい現代人にうってつけ、どれもこれも短いページ数の短編で、他ではなかなか見ない本の形です。

こんなこだわりの逸品を扱ってらっしゃるとは、本好きにはたまりません。

 

文鳥文庫公式サイト

bunchobunko.shop-pro.jp

 

 

 

ラインナップはこんな感じでした。

 

第二弾

『刺青』谷崎潤一郎

『雪もち』幸田文

『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』村上春樹

『雨のなかの噴水』三島由紀夫

『初恋』尾崎翠

『メリイクリスマス』太宰治

『賢者の贈り物』オー・ヘンリー 柴田元幸=訳

『バッタと鈴虫』川端康成

 

第三弾

一人二役江戸川乱歩

『東京』乙一 (書き下ろし)

ナサニエル・ホーソーンウェイクフィールド/柴田元幸

『夜釣』 泉鏡花

『鏡』 村上春樹

『藪の中』 芥川龍之介

山月記中島敦

『瓶詰地獄』 夢野久作

 

 

 

どうですか、もうたまらないラインナップだと思いませんか。

乙一さんの作品はなんと文鳥文庫書き下ろし!

乙一さんファンの私は大変に喜びました。

 

こんな素敵なものを置いてくれるなんてにくい、にくいですかの書房さん。

 

中には児童書や、手作りの本もあり、

 

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こちらは、北海道江別市の中学校、立命館慶祥中学校の文芸部の部誌。

無料配布していたので、もらってきました。

 

中を少し読んだのですが、学生ならではの瑞々しい文章が並んでいて、こちらも活字好きにはたまらない逸品。

 

 

 

滞在時間はそんなに長くなかったのに、ここでしかお目にかかれないような品揃えにくらくらして、お店を後にしました。

お店を出た後一言「た、たのしかった…」と呟いてしまったほどです。

 

 

どうでしょうか、かの書房さん、お近くにお立ち寄りの際にはぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

きっと充実した時間が過ごせます。

 

私もこれからもたくさん足を運びたいと思います。

 

がんばれ!かの書房さん!応援してます!